ハンザワブログ

元銀行員の資産運用や節約術等との付き合い方

住宅ローンの金利が低いからといって、あせって家を買う必要はない

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こんにちは!ハンザワです。
本日は住宅ローンに関しての記事です。「今は住宅ローンの金利が低い」という理由で、あせって家を買う必要はないとハンザワは考えています。住宅ローンの金利はなかなか上昇しないと思っているからです。その理由について説明します。

夢のマイホーム

現在ハンザワは賃貸マンションで暮らしていますが、いつかはマイホームを持ちたいと考えています。気になる物件があった時は、見学会や説明会にも足を運んでいます。当然なのですが、そのような場所に行くとセールスを受けます。熱心に住宅のメリットを担当者の方が説明してくれるのです。

そして熱心な担当者が良く使う殺し文句の一つが、「今は住宅ローンの金利がとても低いので住宅を購入するチャンスですよ」という言葉。住宅販売のマニュアル本に載っているんじゃないかってくらいに良く聞きます。みなさん、この殺し文句に惑わされないでください。

住宅ローンの金利が低いのは今に始まったことではない

この「今は住宅ローンの金利が低いので住宅を購入するチャンス」という言葉は、最近使われ始めたわけではない。リーマンショック以降、日本はずっと低金利の状態が続いていて、かれこれ10年弱くらい住宅を購入するチャンスと言われている。(確かに日本銀行がマイナス金利を導入してからは、一段と住宅ローンの金利は下がっているが)

それでは、現在のチャンスを逃したら住宅ローンの金利はどんどん上昇して行ってしまうのだろうか。そんなことはない。ハンザワは住宅ローンの金利は簡単には上がらないと思っている。

住宅ローンの金利が上がらない理由

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ハンザワの考える住宅ローンの金利(ひいては日本の金利)が簡単には上がらない理由は以下の3つです。

理由① 日本の景気がなかなか良くならないため

みなさんは日本の景気がすぐに良くなると考えているだろうか。おそらくそのように考えている人は少数派だと思う。日本銀行の黒田総裁も物価目標の達成時期の先送りを示唆した。更には物価上昇を達成するため、何ヶ月も何年も金融緩和を続けると言っている。

参考→黒田日銀総裁:物価目標の達成時期、2018年へのずれ込みを示唆 - Bloomberg

金融緩和を続けるということは、金利は景気が回復してからでないと上げられない。住宅ローンの金利が上がってくるのはまだまだ先だろう。

理由② 金利を上げると円高を招きかねないため

それでは景気が良くなったからといって、金利をすぐに上げるのだろうか。ハンザワは少しだけの上昇はあるかもしれないと思っているが、急激に金利を上げるとは到底思えない。なぜなら金利を上げることは円高を誘発しやすいからである。金利を上げた国は一時的に通貨が高くなる傾向がある。昨今の米ドルが良い例である。

みなさんご存知の通り、日本の大企業は輸出で儲けている会社が多いため、円高は日本企業の業績に悪影響を及ぼしやすい。これではせっかく良くなってきた景気に水を差すことになる。仮に景気が良くなってきたとしても、住宅ローンの金利が上がるペースは非常にゆっくりしたものになるだろう。

理由③ 日本が借金大国のため

さらに、日本には金利が上がりにくい構造的な大きな問題がある。それは日本が1000兆円以上の借金のある借金大国であるというだ。金利を上げると必然的に日本の借金(国債)の金利も上がる。そうなると金利上昇分だけ、追加で国の借金が増えていくことになってしまう。

さらには国債の金利が上昇すると債券価格は下落するため、膨大な国債を保有している金融機関、特に体力のない地方銀行や信用金庫等は存続の危機に立たされてしまうだろろう。日本は借金大国であるがゆえに、金利を上昇させづらい環境にあるのだ。

大事なことなのでもう一回、住宅ローンが低金利だからという理由であせって家を買ってはいけない

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上記の理由から、住宅ローンはしばらく低金利が続くと思います。じっくりと時間をかけて、お気に入りの物件を見つけましょう。マイホームは人生の中で1番2番を争う程の大きな買い物です。以前はマイホーム購入が「人生の転機」と言われた時期もあります。住宅ローンが低金利だからという理由で、家を買うという重要な決断を下すのは、やめておきましょう。

最後に

住宅ローンの金利が大きく上がらないことには自信を持っていますが、あくまでハンザワの考えです。予想がハズれることもあるでしょう。参考程度に記事を読んでもらって、自分で判断して頂ければと思います。

それでは!