ハンザワブログ

元銀行員の資産運用や節約術等との付き合い方

VALU利用者はインサイダー取引が重罪という認識を持つべき

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こんにちは!ハンザワです。
人気YouTuberがVALU(バリュー)でインサイダー取引をしたのではないかというニュースが報道されました。このニュースについて、ハンザワなりの考えを記事にしました。

ニュースの概要

以下がニュースの概要です。

騒動の発端となったのは8月14日にYouTuberのヒカル氏、ラファエル氏、いっくん氏がTwitter上などでVALUを本格的に運用し始める旨の投稿を行ったこと。多くのファンの期待を集め価格が高騰していたが、翌日15日には3人の株式を保有する井川氏を含む4人が全株式を売りに出した。(ヒカル氏らはVAZが立ち上げた事務所NextStageに所属しており、井川氏はVAZの顧問を務める人物)

一連の行動があらかじめ計画した上で行われたようにも思われたため「インサイダー取引」や「詐欺」にあたるのではないかという批判が殺到。本人たちは期待感を煽って価格を釣り上げたことや、インサイダー取引を否定した上で「自社株買いを行います」と17日に報告した。

【引用元】

人気YouTuberのインサイダー騒動で揺れる「VALU」、運営元が対応策を発表 | TechCrunch Japan

けっこうややこしい話です。時系列で要点だけを以下にまとめました。VALU=株式会社、VA=株式と読み替えて頂くとわかりやすいかも知れません。

  できごと
8月10日 VAを初めて発行。多くのVAをYouTuberと関係者が保有。
8月14日 VALUを本格的にやるとTwitterに投稿(VAの値段を吊り上げるためではないかと疑われている)→VAの値段が高騰。
8月15日 YouTuberと関係者がVA全てを売却し巨額の利益を得る(合計で1億円近い利益と言われている)→インサイダー取引ではないかと疑われる。
8月17日 YouTuberが謝罪・VAを買い戻すと報告。

ニュースの感想

感想① 間違いなく「インサイダーまがいの行為」だと思う

今回の一件は間違いなくインサイダーまがいの行為に該当すると思います。株式の世界で行われるインサイダー取引が、場所を変えてVALUで行われただけです。「もうけるつもりはなかった」と本人達はインサイダー取引を否定していますが、8月15日に関係者全員が高値でVAを全て売却していることを考えると、なかなか苦しい言い訳です。(そもそも、インサイダー取引の要件に「もうかったかどうか」は関係ないですが)

感想② 謝罪してVAを買い戻せば済む問題ではない

謝罪してVAを買い戻すことで騒動を鎮静化させようとしているようですが、本件はそんな生易しい問題ではないと思います。「騒動になりましたから利益を返却します」で終わってしまうと、今回のようなケースは今後もでてくるでしょう。参考までにインサイダー取引は「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはこれらの併科」と「得られた財産の没収または追徴」の刑事罰です。

感想③ VALUのような新しい仕組みに法律が追い付いていない

実際にはハンザワがどれだけ「本件は重大な問題だ」と言ったところで刑事罰の対象にはならないでしょう。新しい仕組みに法律が追い付いていないのです。しかし、そこは人間のモラルでカバーするところではないでしょうか。今回の一件は非常に倫理観に乏しく、法の隙間をついた、悪質な手口だと思います。

今後VALUを利用する人には注意して頂きたい

今回の一件でVALUの運営がどうなっていくかはわかりませんが、もし今後VALUを利用する人がいたら肝に銘じて欲しいです。

インサイダー取引は重罪である

頻繁に芸能人のゲス不倫がニュースで報じられていますが、インサイダー取引はそんなものとは比べ物にならないほど重罪です。刑事罰になります。オフホワイトではなく、真っ黒です。「そんなに重い罪と知らなかった」とインサイダーまがいの行為をしてしまうことは不幸です。しっかりと認識してからVALUを利用することにしましょう。

最後に

個人的には非常に興味深いニュースでした。新しいものは制度がしっかりとしていないことも多く、少なからず「抜け道」や「落とし穴」があります。ハマってしまわないように十分注意しましょう。

それでは!