ハンザワブログ

元銀行員が資産運用・転職・仮想通貨・ダイエット・商品レビュー・時事ネタ等について語ります

給料を上げても、若者は消費しないから景気は良くならない?

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こんにちは!ハンザワです。
本日はお金の使い方についての記事です。「最近の若者はお金を使わない」とかいう言葉を聞いたことありませんか?主に年配の方が「俺たちが若い頃は金を使っていたから景気が良かったんだ」と言わんばかりに、現代の若者に対して否定的な意味合いで使うことが多い言葉だと思います。

ある会社の社長の言葉

ハンザワが銀行員時代に担当していた会社の社長(以下、A社長)が、下記のようなことを主張しています。

「政府は個人消費の回復のために企業に賃上げを要求しているが、給料を上げたところで消費は回復しない。なぜなら、今の若者は消費をせずに貯蓄ばかりしているから。給料を上げたところで、貯金に回すだけだろう。

確かにそうかも知れません。しかし、極論すぎるのではと思います。

景気が良くならないのを若者のせいにしているのでは?

日本はアベノミクスの影響もあり、株価はリーマンショック前の水準まで回復しております。しかし、日常生活で景気の回復を実感している人はまだまだ少ないでしょう。景気が回復しない原因の一つとして、よく槍玉に挙げられるのが「消費の低迷」、その中でも特に「若者の消費」がピックアップされることが多いです。

「若者の車離れ」「若者のお酒離れ」などはよく耳にする言葉で、聞いたことがある人も多いでしょう。あたかも「景気が悪い原因=若者が消費しない」と言っているかのように報道されることもあります。

消費しろと言うが、ないものは使えない

若者に消費しろといっても、お金がなければ使えません。当たり前のことです。もし、お金があれば少しくらい多めに消費するかも知れません。A社長の主張は実際に給料を上げた後で消費が増えなければ説得力があります。しかし、給料を少しも上げていない状態で主張しているだけなら、単なる「給料を上げないための屁理屈」にしか聞こえません。

将来に対する不安が大きいのに「消費しろ」という言葉は無責任

若者の将来に対する不安は非常に大きいです。年金制度なんて破綻が目に見えていますし、今後の日本の経済成長にも疑問符がつきます。そのような環境に置かれている若者が、消費せずに貯金することは悪いことなのでしょうか。むしろ「若いのに将来のことを考えて、消費を我慢して貯金するなんて偉い」と褒められるべきではないでしょうか。

確定拠出年金や積立NISA等、国や会社も将来への資産形成を奨励するような施策を打ち出しているのに「消費を増やせ」と言うのは、矛盾していないでしょうか。給料等の収入が大きく増えないと「消費の増加」と「資産形成」の両立は難しいでしょう。

若者だけでなく、中年・高齢者の消費も減っているのでは?

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上記の画像は総務省統計局のホームページから引用した日本の人口ピラミッドです。御覧の通り、日本では若者よりも圧倒的に中年・高齢者が多いです。昔と違って、日本の消費は中年・高齢者が支えていると言っても過言ではないでしょう。このような状況なのに、どうして「若者が消費しないから…」と言われるのでしょうか。若者よりも中年・高齢者が消費を拡大した方が、日本経済にインパクトがあるはずです。

最後に

「最近の若者は…」という言葉はいつの時代でも使われています。世代によって考え方の違いは必ずありますから、仕方がないのでしょう。また、高齢になるにつれて新しいものを受け入れづらくなってしまうのでしょう。ハンザワもこれから中年の仲間入りですが、世代と一括りにした若者批判はしないよう心掛けたいと思います。

それでは!