ハンザワブログ

元銀行員の資産運用や節約術等との付き合い方

積立投資はいつ売却(スイッチング)するべき?出口戦略を紹介

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こんにちは!ハンザワです。
本日は資産運用についての記事です。最近は積立投資を行っている人が非常に増えてきています。iDeCoやつみたてNISAの導入等、日本の社会全体が積立投資を推奨している成果(?)でしょう。日本政府が取り組んでいた「貯蓄から投資へ」の流れが、上げ相場も手伝って生まれてきているのではないでしょうか。

投資教育はまだまだ不十分

積立投資が日本の社会に浸透しつつありますが、投資教育は進んだのでしょうか。個人的にはまだまだ不十分だと考えています。「複利の効果が~」とか「長期的に見ると~」とか投資の良い面ばかりの教育で、悪い面の教育が充分になされていない。偏りがヒドイです。

投資させるための投資教育になってしまっています。まあ、日本人はリスク(特に元本割れ)に対して極端に敏感な人が多いので、そのくらいで丁度良いのかも知れませんが。中でも、特に教育が不十分だと思うのが「投資の出口戦略」です。

出口戦略とは?

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出口戦略とは、元々は戦争で使われていた言葉で「被害を最小限にして撤退する算段」という意味です。投資の世界では「最終的に利益を確定する方法や算段」という意味合いで使われます。

我々は「将来のために積み立てろ」と言われるばかりで、売却する時(安全資産にスイッチングする時)の戦略を全く教わっていません。以前の記事にも書きましたが、投資は買う時よりも売る時の方が、はるかに難しいです。

「ただ何となく将来に向けて積み立てているだけ」という人も、遅かれ早かれ投資の出口戦略と向き合わなければいけません。

以下で、良く見かける出口戦略を3つ紹介します。

出口戦略① お金が必要になった時に売却する

「お金が必要になったら必要になった分だけ売却して使用する」というスタンスです。預金ではなく投資至上主義の人にこのような考えの人が多いです。しかし、お金が必要な時がリーマンショックのような大暴落時だったらどうするのでしょうか。

そのような相場でも気せずに売却できるのでしょうか。大暴落時での売却でも仕方がないと割り切れる人以外は、投資の出口戦略として①はあまりおすすめしません。

出口戦略② 目標金額に到達したら売却する

「積立の目標金額を達成したら、潔くスパッと積立を辞めてしまう」というスタンスです。出口がはっきりと見えている手法です。積立投資の目的を老後資金の補完と考えた上で、この出口戦略を使用する場合は「50歳なら○○円」「60歳なら△△円」といった具合に年齢に応じて目標金額を定めると良いでしょう。

出口戦略③ 目標の時期になったら売却する

「ある時期が来たら売却する」と決めて、時間で区切るスタンスです。ハンザワが行っている出口戦略はこの③に最も近いです。ハンザワは「時期が来たら全部売却する」ではなく「段階的にリスク資産の割合を減らす」出口戦略を行っています。

以下では、ハンザワの投資の出口戦略について説明します。興味のある方は参考にしてください。

私が実戦している投資の出口戦略を紹介

私の投資の出口戦略:
余裕資金のうち、リスク資産の割合を(100-年齢)%にする。

 

例をあげると、30歳時点では余裕資金のうち70%が投資に回すお金。40歳時点では余裕資金のうち60%が投資に回すお金と、年齢を重ねる毎にリスク資産の割合を減らして行きます。仮に100歳まで生きるとリスク資産の割合はゼロになります。

「年齢を重ねる毎に資産運用のパフォーマンスは落ちても良いので、暴落により資金が目減りするリスクを減らそう」というスタンスです。老人になってからの大きな資金の減少は避けたいため、このような出口戦略をとっています。

ハンザワが投資の原資としている「余裕資金」が何なのかは、以下で説明します。

まずはお金の色分けをしっかりしよう

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あなたは毎月の投資金額をどのように決めているでしょうか。何となくで積立金額を決めていませんか?「投資は余裕資金で行うように」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。

しかし、余裕資金の定義は曖昧で、また人によっても違います。自分に応じた「余裕資金」を決めるためには「お金の色分け」が大事です。

参考までにハンザワの色分けの仕方、余裕資金の定義を紹介します。

色分け① 生活に使うお金

家賃、光熱費、食費、保育料等、毎月生活をしていくうえで使用するお金、いわゆる「生活費」です。毎月カツカツにならないように、ゆとりを持った設定にしています。

色分け② 急な出費に備えたお金

冠婚葬祭や旅行等の急な出費に備えたお金を用意しています。この資金があるおかげで、心の安定に繋がります。

色分け③ 子どもの将来の学費に使うお金

子どもの学費はバカにならない出費です。特に私立の学校に通うことになると…。子どもが希望する学校に行かせてあげられるように、学費はしっかりと貯めています。ちなみに、ハンザワは「子ども手当」+「学資保険」で貯めています。

「学資保険は運用効率が悪いから別の運用で学費を貯める」という人も中には居ますが、個人的にはおすすめしません。「子どもの学費が必要な時に、相場が暴落していたため資金が足りなかった」では済まされません。

「元本割れしない」+「定期預金より良い利回り」の学資保険は利用すべきだと考えています。どの学資保険に加入したら良いのか全くわからない人は、保険の無料相談を行うのが良いでしょう。

色分け④ 住宅購入に使うお金

ハンザワは賃貸マンションに住んでいますが、いつかは一戸建てに住みたいと考えています。約10年後に一戸建てを購入するつもりで、住宅購入の頭金を貯めています。随時物件は探しているので、良い物件に巡りあったら10年よりも早く購入するかも知れませんが。

色分け⑤ 長期的に使わないで良いお金(余裕資金)

上記の①~④を除いた資金を、当分は使わないで運用に回せるお金、余裕資金と位置付けています。この余裕資金の(100-年齢)%をリスク資産への投資に回しています。

投資のゴールを決めよう

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出口戦略をしっかり決めていないと、日々の値動きに一喜一憂してしまいます。特に暴落時は焦ってしまうでしょう。中には狼狽売りしてしまう人も出てくるかも知れません。投資のゴールが明確ではないため、売ってしまいたい衝動にかられるのです。

「今は下落しているけど、自分の出口戦略は○○だから積立投資を続けるんだ」と強い意思を持つ必要があります。下げ相場の時こそ出口戦略を決めておくことは効果を発揮します。

リーマンショック後やアベノミクス後から投資を始めて、上げ相場しか経験したことのない人、暴落を経験したことのない人はぜひ出口戦略を決めておくことをおすすめします。

最後に

積立投資を始めるタイミングは簡単です。なぜなら「相場に関係なく、いつ始めても良い」のが積立投資だからです。しかし、リスク資産を売却・スイッチングするタイミングは簡単ではありません。今回の記事があなたの出口戦略の参考になれば幸いです。

それでは!