ハンザワブログ

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退職後の高齢者でも、つみたてNISA(積立NISA)をやるべきか?人生100年時代では60歳や65歳からでも、長生きリスクへの対応が必要

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こんにちは!ハンザワです。
本日は資産運用・つみたてNISA(積立NISA)についての記事です。2018年1月から、ついに「積立NISA」がスタートしました。積立NISAは、主に若い世代が今後のライフイベント(結婚、子どもの教育、住宅購入等)や老後(退職金補完、年金補完等)に向けて、資産を形成することを目的として作られた制度です。

それでは退職した高齢者にとって、積立NISAは役に立たない制度なのでしょうか。そんなことはないとハンザワは考えます。むしろ、若い人よりも退職した高齢者の方が、積立NISAを利用するメリットがあるかも知れません。その理由等について説明しますので、資産運用の参考にしてください。

つみたてNISA(積立NISA)とは

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最初につみたてNISA(積立NISA)の概要を説明します。(正しくは「つみたてNISA」ですが、文章中で読みにくいため「積立NISA」で統一します。)

まず、NISAとは「少額投資非課税制度」の愛称です。NISAの「N」は日本(NIPPON)のNです。そして「ISA」はIndividual Savings Account(個人の貯蓄口座)の頭文字です。イギリスの制度である「ISA」を参考にして作成した日本の制度であるため「NISA(ニーサ)」と呼ばれています。

NISAの制度は2014年から始まったのですが、その以前のNISA制度をより「積立投資」しやすいように改良されたのが、2018年からスタートした「積立NISA」です。

今までのNISAとの違いは?

簡単に今までのNISA(従来のNISA)と積立NISAの比較を説明します。

  積立NISA 従来のNISA
非課税投資枠 40万円/年 120万円/年
非課税期間 最長20年 最長5年
対象商品 金融庁に認められた、投資信託・ETF 株式・投資信託・ETF
投資時期 定期的な積立 自由(※)

(※)定期的な積立を設定できる金融機関もあり

大きな相違点を上記の表にまとめました。積立NISAは従来のNISAと比べて1年間の非課税投資枠が40万円と少ない代わりに、非課税期間が20年と長いです。そのため積立NISAは従来のNISAより「少額で長期の積立投資に向いている」と言えるでしょう。

また、投資対象商品が「金融庁に届け出て、認められた投資信託・ETFのみ」であるところも積立NISAの特徴です。金融庁のフィルターを通した、お墨付きの投資信託・ETFのみが投資対象であるため、初心者でも安心して商品選択・投資ができます。

積立NISAは最初に積み立てる金額を設定すれば、自動で定期的に投資を行ってくれるところも特徴の1つです。うっかり投資し忘れる心配がないのです。

その他、積立NISAで勘違いしやすいポイントは、下記の記事を参考にしてください。

以下から、「高齢者でも積立NISAをやるべきなのか」の本題に入ります。

退職後の高齢者でも積立NISAをやるべきなのか

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結論から言ってしまうと「退職後の高齢者でも積立NISAを活用するべき」だと考えます。なぜならば会社を退職した世代である「60~65歳でも、将来のために積立投資が必要」だからです。積立投資を行なうのならば、運用益が非課税になる積立NISAの枠をまずは利用した方が良いことは言うまでもありません。

 

次は、なぜ高齢者でも積立投資が必要なのかを説明します。

人生100年時代では、長生きによる経済的なリスクが発生する

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現代の60歳代は、昭和の時の60歳代と「平均余命」が大きく違います。昔は「人生80年」と言われていましたが、現代では100歳まで生きても何ら不思議なことではありません。

今後も医学が発展していくこと等を勘案すると、現在の60歳代は100歳まで生きることが当たり前になっているかも知れません。昔よりも、働かなくなってからの老後が、20年も長くなるのです。

そのような状況になると、問題となるのが長生きすることによる「経済的なリスク」です。

現在の蓄えと年金だけでは、今後お金が足りなくなるかも知れない

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退職し年金生活になると月々の手取りは大きく減るのが一般的です。夫婦2人で豊かな老後を過ごすためには、月々に30万円程度必要と言われている一方で、年金の平均受給額は国民年金で5万5千円程度、厚生年金で14万5千円程度しかありません。

【参考サイト】気になる年金受給額。平均いくらもらえる? [年金] All About

年金だけでは、老後の毎月の生活費を賄うことができないのです。毎月足りない分は、貯金を取り崩して行くことになりますが、貯めている金額が少ない場合、長生きすると貯金が底をついてしまいます。

この長生きすることによる「経済的なリスク」を減らすためには、手持ちの資金を少しずつでも運用して、未来に向けて増やす必要があります。高齢者の長生きリスクへの対処法に、積立NISAの利用はピッタリなのです。

むしろ若者よりも高齢者に積立NISAを積極的に利用して欲しい

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日本は少子高齢化が進んでおり、年金・社会保障の財源が非常に厳しいです。そのため、国・政府は退職金や年金の「自助努力での補完」を促すため、様々な投資しやすい制度を打ち出しています。

有名なところでは、iDeCoがあります。しかし、この将来の資産形成に有利な投資制度であるiDeCoを、60歳以上の高齢者は利用することができません。高齢者は若者に比べて、利用できる有利な投資制度が限られているのです。

積立NISAは「60歳以上でも利用できる、貴重な将来への積立制度」であるため、むしろ高齢者こそ、積立NISAを積極的に利用するべきでしょう。

積立NISAの一番のメリットは長期投資する習慣ができること

積立NISAには運用収益が非課税になる等のメリットがありますが、一番のメリットは積立投資をしたことが無い人でも「長期投資する習慣を作れるところ」でしょう。

積立NISAは簡単に長期投資の仕組みが作れます。最初の口座開設と設定さえ済ませてしまえば、後は何も操作しなくても自動で毎月の長期積立投資が可能です。金融機関のホームページにログインすらしなくても大丈夫です。

非課税期間も20年と長いため、初心者が長期投資を始める「きっかけ」に積立NISAは最適と言えるでしょう。

まずはネット証券で口座を開設するところから、スタートしよう

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積立NISAは銀行や実店舗のある証券会社でも開始できますが、ネット証券での開始が断然おすすめです。銀行や実店舗のある証券会社では、選べる商品の数が少ないですし、口座開設手続きにたくさんの書類記入が必要で煩雑です。

積立NISAは頻繁に投資商品を売り買いするものではないので、銀行員や証券マンのタイムリーなアドバイスは不要です。そのため、銀行や実店舗のある証券会社で積立NISAの口座を開くメリットはないと言っても過言ではありません。

「選べる商品が多いこと」「口座開設が容易なこと」から、ネット証券大手の SBI証券 楽天証券 マネックス証券 のどれかで積立NISAを始めましょう。公式ホームページから簡単に開設申し込みできます。

ちなみに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券はどこも低コストの運用商品が充実しており甲乙つけがたいです。そのため、どこで開設しても特段問題ないでしょう。

【公式サイト】 SBI証券

【公式サイト】 楽天証券

【公式サイト】 マネックス証券

 

最後に

今までは仕事一筋だったため、運用なんて興味なかったという退職者の人も、ぜひ積立NISAを始めるべきでしょう。国に頼っていれば老後は安泰だった時代は、既に終演を迎えようとしているのですから。自分が築いた財産である「お金」にも、ぜひ働いてもらいましょう。

それでは!