こんにちは!ハンザワです。
本日は資産運用に関する記事です。最近は、NISAやiDeCo等々の国の制度が充実してきており、資産運用に興味を持つ人が増えてきたと感じます。
でも、そもそも「資産運用は何のためにするのか」を考えたことはあるでしょうか。この記事では資産運用の本質を教えますので、ぜひ参考にしてください。
- 何のために資産運用をするのか
- 資産運用の本質はリスクヘッジ(リスク回避)!
- 資産運用は円安リスクへの備え
- 資産運用はインフレリスクへの備え
- 資産運用は海外株式を重点的がおすすめ
- 証券会社はネット証券がおすすめ
- 最後に
何のために資産運用をするのか
まず勘違いして欲しくないのが、「資産運用の本質=お金を増やすこと」ではないと言う点です。
確かにお金を増やすことは資産運用の目的の一つではありますが、本質ではないのです。
仮に「お金を増やすこと」が資産運用の本質ならば、お金持ちは資産運用をやらなくて良いことになりますよね?
でも、世の中のお金持ちは資産運用をしています。(むしろ、お金持ちほど資産運用をやっていますよね)
つまり、資産運用の本質はお金を増やすことではないのです。国や政府、金融機関は「老後のためにお金を増やしましょう」と、資産運用をアピールしているのは、目的としてわかりやすいからであって、けっして本質ではありません。
資産運用の本質はリスクヘッジ(リスク回避)!
では、資産運用の本質は何かと言うと、「リスクヘッジ(リスク回避)」です。
「むしろ資産運用は、お金が減るリスクがあるのでは?」とみなさんは思うでしょう。
確かに、資産運用はお金が減るリスクはあります。ただ、それ以上に大きなリスクを防ぐこともできるのです。
資産運用によって防ぐことができるリスクは大きく2つで、「円安リスク」と「インフレリスク」です。
この2つのリスクについては、預金では対策ができないため、お金持ちは資産運用をするのです。
資産運用は円安リスクへの備え
あなたは「円安リスク」を考えたことはありますか?おそらく多くの人は考えたことがないでしょう。円安は一般家庭の「家計」に大きな打撃を与えることになります。
日本はご存じの通り、資源が無く・食料自給率が低いです。2018年度の日本の食料自給率は37%(カロリーベースによる試算)と過去最低を記録しています。 (日本の食料のうち、37%が日本で生産されたもので、残りの63%は海外からの輸入に頼っているということです。)
つまり、「円安になると物価が上がる」「円安になると一般家庭の支出が増える」のです。
テレビ・ニュースでは「円安の方が日本経済にとって都合が良い」みたいな報道が多いため勘違いしやすいのですが、実は一般家庭にとっては円安の方が大きなリスクなのです。
円安リスクは日本円を持っていたのでは対処できません。資産運用で「外貨」を保有することが、円安リスクへの備えになるのです。
資産運用はインフレリスクへの備え
日本に住んでいて「インフレリスク」を考えたことがある人も少ないでしょう。日本はバブル崩壊後はデフレの時代が長かったですからね。
でも、実はインフレは怖いリスクです。インフレは物価が上がって「日本円の価値が下がる」ことです。
世界に比べて日本の預金率は非常に高い(50%以上)ので、日本で仮にインフレがおきると大打撃でしょう。
経済刺激作として、多くの量的緩和が行われている現在は、日本でインフレが起きても不思議ではありません。
インフレリスクには預金では対応できないので、資産運用はインフレリスクへの備えになるのです。
資産運用は海外株式を重点的がおすすめ
「円安リスク」と「インフレリスク」、この大きな2つのリスクに備えることが資産運用の本質です。
それでは、何に投資して資産運用を行うのが、一番効果的なのでしょうか?
資産運用の本質であるリスクヘッジの観点から考えるならば、「海外株式」を中心に運用することをおすすめします。海外株式ならば、円安リスクとインフレリスクの両方に対応できますからね。
また、リスク分散を考えるならば、個別株よりも「投資信託」が良いでしょう。
商品選択に迷う人へのおすすめは、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
証券会社はネット証券がおすすめ
なお、資産運用を考えて投資信託を購入するならば、ネット証券で購入するようにしましょう。ネット証券ならば銀行や店舗型の証券会社と比べて商品のラインナップが豊富です。
また、店舗がないため経費を節約できていることから、投資信託購入にかかる手数料も安いです。
大手のネット証券会社である、 SBI証券 、 楽天証券 、 マネックス証券 ならば、インフラはしっかりと整備されているため、どこで口座開設しても問題ないでしょう。
最後に
資産運用はリスクヘッジになると言うことを理解して頂けたことかと思います。
預金100%のポートフォリオよりも、多少資産運用を行った方が、円安とインフレに対応できるため、安心だと言うこともできます。お金持ちが資産運用をするのも納得ですよね。
それでは!