ハンザワブログ

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出国税とは何か?海外旅行が高くなる?マイルで支払いは可能?

出国税

こんにちは!ハンザワです。
本日は時事ネタ・節約(?)関連の記事です。あなたは2019年早々に「出国税」という新しい税金が導入されることを知っているでしょうか。

海外に行かない人にとっては、関係のない税金かも知れませんが、ハンザワのように海外旅行・出張に頻繁に行く人にはとっては無視できない税金です。

下記で概要を解説しますので、海外旅行・出張の予定がある人は、ぜひ参考にしてください。

出国税とは?海外旅行が高くなる?

出国税は簡単に言うと「日本を出国するときにかかる税金」です。気になる出国税の税負担額は、1人1回あたり1000円で決定しています。海外旅行・出張の際には、従来よりも1000円多く費用がかかるというわけです。

(ちなみに出国税は国税です。国税としては27年振りの新税であるため、もっと話題になっても良いと思うのですが…話題になる前にシレッと国会を通ってしまいました。)

また、「出国税」という名前は通称で、正式名称は「国際観光旅客税」と言います。

「観光旅客」と言う言葉が名前に入っていますが、何も観光客だけに適用される税金ではありません。仕事で出張する人も対象となる税金です。なお、出国税は満2歳未満の渡航者には加算されません。

出国税の目的・用途は?

出国税の新設により、年間約400億円もの税収増加が期待できるそうです。

では、どうして出国税という新税を作って、税金を集めるのでしょうか。出国税の目的・用途について調べてみました。

◼️出国税の主な目的
・用途・快適な旅行のための環境整備
・体験型観光の満足度向上
・日本の魅力に関する情報発信強化
・訪日外国人の環境整備(他言語表記の整備、無料WiFiの拡充等)

ざっくり言うと、増え続けているインバウンド需要への対応・拡大に使われる予定です。

諸外国でも出国税と同様の税金設定は多くあり、日本も世界と足並みを揃える形になります。

出国税はいつから適用されるのか?節約するには?

出国税の適用は2019年1月7日~です。2019年1月7日以降に日本を出国する人は出国税の対象になります。

世間の批判・混乱を避けるために、海外旅行が集中する年末年始を外した開始時期となっています。

なお、1月7日以降の出発便で、それ以前に発券済の場合は、改めて出国税が徴収されることはありませんので、旅程が確定している場合は1月7日までに発券してしまえば、出国税が節約できます。

出国税はどのように支払う?

出国税は航空券購入時に一人1000円が加算(ツアーの場合はツアー代金に加算)される形で徴収されます。そのため、空港で支払う必要はありません。

ツアー代金に加算して支払う場合は、多くの費用とまとめて支払うため、細かく料金明細を見ないとわからないかも知れませんね。

出国税はマイルで支払うことが可能?

ハンザワのようにマイルで海外旅行を行っている人にとって気になるのは「出国税はマイルで支払うことができるのか?」ということでしょう。

結論を言うと、出国税はマイルで支払うことはできません。

マイルで特典航空券をゲットしたとしても、出国税は別で支払う必要があるのです。

まあ、割安な特典航空券で得しているため、1000円くらいは仕方がないと割り切りましょう。

最後に

新設の出国税は1000円の設定ですが、訪日外国人が増え続けるのならば、今後高くなっていくことが想定されます。

海外旅行が趣味の人は、知らない間に増税されないように、政府の動向に目を光らせておきましょう。

それでは!