こんにちは!ハンザワです。
本日は商品レビューの記事です。Panasonicが発売している空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を紹介します。
CM等で名前だけでも聞いたことある人はいるのではないでしょうか。今までの空気清浄機とは違った特徴を持った商品となっています。
部屋の「除菌・脱臭」に興味がある人にとって、ジアイーノは強い味方になります。ぜひ参考にしてください。【最終更新日:2018年9月17日】
- ジアイーノは空気清浄機の新しい形
- 今までの空気清浄機と何が違うのか
- 次亜塩素酸とは
- 次亜塩素酸は安全なのか?
- ジアイーノの使い方
- ジアイーノのメリット・効果
- ジアイーノのデメリット・注意点
- ジアイーノがおすすめの人まとめ
- F-MV3000とF-MV1500のどちらを選ぶべきか
- 最後に
ジアイーノは空気清浄機の新しい形
まず、最初に言っておきますがPanasonicはジアイーノを「空気清浄機」と呼んでいません。「空間除菌脱臭機」という新しいジャンルの商品で売り出しています。
空間をキレイにするという役割は同じなのですが、今までの空気清浄機とは空気をキレイにする方法・性能が違いますので、差別化するためにジャンルを変えているのでしょう。
今までの空気清浄機と何が違うのか
①空気の除菌・脱臭が一番の目的
今までの空気清浄機は、空気中に浮遊するハウスダストや花粉などを集塵することを主な目的としていました。(空気をキレイにする=集塵する)。集塵することが一番の目的であり、除菌・脱臭の効果はそれに伴う副産物です。
しかし、ジアイーノは違います。ジアイーノは集塵の機能よりも、空気を「洗う」ことに特化しているため、吸い込んだ空気を強力に除菌・脱臭できるのです。
②イオンを発生させない
Panasonicならばナノイー、シャープならばプラズマクラスター、ダイキンならアクティブプラズマイオンと、多くの空気清浄機は水からイオンを生成しています。そして、そのイオンを利用することで空気を除菌・脱臭しているのです。
一方、ジアイーノはイオンを一切発生させていません。イオンの代わりに「次亜塩素酸」を使用することで、より強力に空気を除菌・脱臭しているのです。
次亜塩素酸とは
ジアイーノが使用している「次亜塩素酸」は、色々な種類の菌やウイルスを除去する効果がある成分です。
聞き慣れない言葉かも知れませんが「プールの除菌」「哺乳瓶の除菌」「水道水の除菌」等、多くの身近な用途で活用されています。
プールの消毒で塩素臭がした経験は誰にでもあるのではないでしょうか。塩素臭の正体こそ「次亜塩素酸」が化学反応を起こして、除菌・消臭の効果を発揮した証拠です。
次亜塩素酸は安全なのか?
「塩素」と聞くと安全性に疑問を感じる人もいるでしょう。結論から言ってしまうと「ジアイーノに使われている塩素は少量であり安全」です。
詳しくはPanasonicのホームページを見て頂いた方が早いですが、安全性には充分注意した商品になっています。
「ジアイーノ」の次亜塩素酸って安全なの? | 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」 | Panasonic
次亜塩素酸での空気清浄は業務用として長らく使われている実績があります。そして、さらに安全性に充分すぎるほど研究開発を重ねた結果、家庭用ジアイーノとして進化を遂げたのです。
ジアイーノの使い方
基本的な使い方については、YouTubeにまとめた動画があるので参考にすると良いでしょう。次亜塩素酸を発生させるために「塩タブレット」を使用するところ以外は、今までの空気清浄機と大きな違いはありません。
ジアイーノのメリット・効果
①除菌効果がすごい
ジアイーノの一番のメリットが「除菌効果」です。風邪やインフルエンザのウイルス除菌はもちろんのこと、消毒用アルコールですら殺菌できないノロウイルスを退治することもできます。現状では「最強の除菌効果を発揮する家具」と言えるでしょう。
②脱臭効果がすごい
除菌と並ぶ大きな効果が「脱臭効果」です。強力なニオイも脱臭することができます。「消臭」ではなく、あえて「脱臭」という言葉を使っているのは、強いニオイを消す際に「塩素臭」が発生するからです。
ちなみに次亜塩素酸自体は無臭のため、部屋の中のニオイ成分が全て脱臭されれば塩素臭も発生しなくなります。
③ファブリーズ、リセッシュの代用に使える
スプレーするタイプの除菌・消臭グッズは色々なメーカーから発売されています。代表的なものはファブリーズとリセッシュでしょう。
スプレーするタイプだと、どうしても「残留物があるため、気になる」という人もいると思います。そのような人はジアイーノを除菌・消臭スプレーの代用として使えば悩みが解消されます。
ジアイーノのデメリット・注意点
①粉塵除去には向かない
最初の方にも書きましたが、ジアイーノは一般的な空気清浄機と違って集塵を目的としていません。
空気中のホコリやダニを除去することをメインに考えたいのならば、ジアイーノではなく空気清浄機の方が効果が上がるでしょう。
②ランニングコストがかかる
ジアイーノは次亜塩素酸を発生させるために塩タブレットを使用しており、この塩タブレットは3日に1粒程度補充しなければなりません。
ジアイーノ本体を購入すると300粒がセットになっているため、約900日間は費用が発生せずに使用できますが、なくなったら追加で購入する必要があります。
③除湿機能がない
ジアイーノは加湿器の役割も果たしますが、最新の空気清浄機(ダイキンのクリアフォースZ等)のように除湿機能はついていません。
部屋を常に快適な湿度に保つためには、換気したり除湿機を併用したりする必要があります。
ダイキンの空気清浄機MCZ70U(クリアフォースZ)はおすすめ。パナソニックやシャープと比較。型番・種類ごとのメリットも紹介
④金属を噴射口の近くに置くのはNG
少し化学的な話になりますが、ジアイーノは臭いの原因物質を酸化させて、消臭するという方式をとっています。
そのため、噴射口の近くに金属製品を置くとサビてしまうリスクがあります。注意するようにしましょう。
⑤喫煙環境での使用はNG
ジアイーノは仕様上、喫煙環境では使用することはできません。性能低下を招く恐れがあるからです。一般的な空気清浄機と異なる点なので注意しましょう。
ジアイーノがおすすめの人まとめ
ジアイーノは「菌・ウイルス・臭い」を徹底的に無くしたい人におすすめです。
妊婦や乳幼児がいる家庭、風邪を引けない受験生のいる家庭、免疫力の弱まっている高齢者がいる家庭、ペットのいる家庭では重宝するでしょう。
最近では予備校の自習室や、産婦人科の待合室等で採用されている事例が多い様です。
【追記】「ジアイーノを使用してから、風邪を引かなくなった」というコメントが、当ブログに多数寄せられています。効果については間違いないため、風邪を引きたくない人には強くおすすめします。
F-MV3000とF-MV1500のどちらを選ぶべきか
ジアイーノにはサイズが2種類あります。どちらを購入するか迷う人もいるでしょうが、パワー以外は性能に差がないため、単純に部屋の大きさで選んで問題ないです。
10畳までの部屋で使用するならばF-MV1500で充分ですし、10~15畳までの部屋で使用するならばF-MV3000を購入しましょう。
【2018年9月17日追記】F-MV1500より小型のモデルであるF-MV1000が2018年9月20日に発売します。子どもの勉強部屋等にピッタリのコンパクトサイズです。
8畳までの部屋はF-MV1500より安いF-MV1000で十分なため、ジアイーノが購入しやすくなったと言えるでしょう。
最後に
部屋の除菌・脱臭を行うために、ジアイーノは最も優れた手段と言えるでしょう。デメリット・注意点を良く理解したうえで購入・使用することをおすすめします。
それでは!